Sample Cafe

さ・え・ら

サウンドパーツ/SOUNDPARTS
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サウンドパーツ製作のプリメインアンプ、パワーアンプでLPレコードを聴く楽しみは、何物にも代えがたい極上の時間を味合う事で有ります。この機種を導入して最初に聞いたレコードはセシル・テイラーのソロピアノです。常々思っていたピアノの音の最も綺麗なピアニストである事を実証してくれました。もう一枚、ヒィッシャー・デイスカウス歌う名曲シューベルト「冬のソナタ」。完璧なまでのヴォイスコントロールでもってドイツ歌曲の真髄を聴かせてくれて、また、LPレコードに込められた音の情報量を最大限に引き出してくれるこの機種に感謝です。
今度はベース音はどの様に引き出されるか興味深々です。ベーシスト、バール・フィリップスの「journal violone」、このアルバムは全くのインプロヴィゼーションのベースソロで、1968年11月、ロンドンのパリシュ教会で録音されています。実に刺激的で緊張感溢れ、一音の重みを弦に伝える強靭な精神力をもって想像力を全開した名盤です。そして教会での録音と言う事で空気感をも捉えられていて、この機種によって見事に再生された音のリアリズムをしっかり聴かせてくれました。次回はジョン・サーマン(バリトンサックス)、スチュウ・マーテイン(ドラムス)そしてバール・フィリップス(ベース)の最強の「The TRIO」を聴こうと思います。
次にJ・S・バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」。録音は1967年7月で、当時の最高のバイオリニスト、ヘンリク・シェリングによる3枚組LPです。50年以上前のアルバムでレコードプレイヤーから出てくる音は、何やら懐かしく、しかもレコード特有の傷の音も含めノスタルジーな感慨を覚えました。演奏は当時、最高の演奏内容として高く評価されたアルバムと記憶しています。内容に関してはクラシック音楽へは素人ですが、出てくるヴァイオリンの弦の緊張感溢れる鳴り、小さな楽器からは想像出来ない音のヴォリューム感は名手H・シェリングの成せる技でしょうか、圧倒されました。特にこの中で最も有名な「シャコンヌ」を聴きますとこのオーデイオ装置はこの時代のLPレコードに合った音を引き出してる様に聞こえます。

 
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